アザレア開花ー2

19世紀の始め頃、イギリスでは国家プロジェクトでプラントハンターが世界を駆け巡りました。
そしてヨーロッパ中の国々が力を誇示するために植物収集を始めます。
ベルギーでは、レオポルド2世がガラスの温室を作り、世界中の植物を集めました。
温室は「ガラスの宮殿」としてアールヌーボー様式といわれる独特の建造様式を残しました。
しかし、温室にとりとめもなく執着したレオポルド2世はついに国家予算を使い果たし滅亡の運命を遂げてしまうのです・・
当時、東洋文化、植物が大変もてはやされたのは、クロード・モネの睡蓮の庭でも良く知られるところですね。
そして、レオポルド2世は日本から「さつき」を取り寄せました。
多彩な色を持つ「さつき」を大変愛した彼はもっと鮮やかな「アザレア」を創り出しました。
アザレアには皇室の名前を持つものがたくさんあるわけがお分かりになりましたか?
レオポルドという名前があるのはもちろんです。

私も何種かのアザレアを育てていて、その中にたしかレオポルドもあったはずなんですけど・・
名落ちにしてしまうのが私の特技なんです〜、ごめんなさい。